【新唐人2011年12月6日付ニュース】ディーゼル車などから排出される粒子状物質、PM2.5。微小物質であるため、肺の奥まで到達し、喫煙に取って代わるほど、深刻な健康被害を招くとさえ言われています。しかし、中国では観測の対象とされず、そのデータも公表されていません。
最近、中国環境保護省の張力軍副大臣は、中国の70%の都市で、大気の質が基準に達していないと認めました。上海や広州では、PM2.5による汚染問題が深刻さを増しているものの、そのデータは公表されたことがありません。
北京大学環境科学・工程学院 唐孝炎教授:「PM2.5は気体から転化したり、微粒子で排出されたりします。出所は2種類です。つまり 直接排出されるものと大気中で転化される2種類です。塗料 ガソリン 工事 、揮発性有機化合物VOC複雑な化学反応で凝集したり、粒子物質に転化したりします」
広東省広州市の気象専門家、呉兑(ごたい)さんは、研究の結果、スモッグは喫煙に代わり、肺がんの原因トップになると指摘しました。
北京大学環境科学・工程学院 唐孝炎教授:「海外雑誌の文章でもPM2.5の有毒性と発がん性が指摘されました」
北京オリンピックで、大気観測の顧問を務めた北京大学の朱教授も、取材に答えてくれました。
北京大学 朱彤教授:「PM2.5は燃焼の過程で生まれます。発電所や車の排気ガス、農村の野焼き、高速道路の粉塵など硫酸塩 硝酸塩 有機物質から成り、光の反射能力が高いので。光を反射するとスモッグが見られます」
直径が人の髪の毛の20分の1ほどのPM2.5。その細かさゆえに、肺の奥まで入り込み、深刻な健康被害をもたらします。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/12/02/atext626123.html.
中国PM2.5污染严重-有害人体健康.html (中国語)